世界の片隅で君を愛した

藤ヶ谷担の戯言。

戯言



私は大きな勘違いをしていたのかもしれない。

f:id:cherryblossom06:20160121162312j:image

きっと、今の自担グループの位置付けはデビュー年数からしてもこの言葉を残した赤西が所属するKAT-TUNに当てはめられるだろう。
この言葉をもってしなくても自担の止まらないお口を塞いだのはたぶん想像通り。

自担が所属するグループはデビューを機に色を変え、もちろんそれに伴いメンバーのビジュアルも変わった。当時は戻して欲しかったけれど、約5年の年月の中でメンバーの年齢もあり、恋しく思いながらも、綺麗な過去のこととして収められる気持ちの割合が年々大きくなっている。

そんな気持ちとは逆に年々大きく、そして深くなっているのはメンバー内格差によって確立された個々のキャラクターに対する不信感だ。


ただこれもグループの人気や業界での地位が確立され、安定すれば解決できるものだと思っていた。きっと、私だけでなく多くのファンが。(実際にそういうツイートをしばしば目にした)

そんなときに業界を激震させた国民的先輩グループの分裂危機騒動。彼らはグループとしては勿論個々でも業界での地位を確立していて、事務所への貢献度も桁違いなことは言わずもがな。
そんな存在のグループでさえ、上に歯が立たない。個人的に「国民的」までなって欲しいとは思わないけれど、ある程度グループの人気が安定し、個々が力をつければもっと自由にやれるなんて、そんなものはただのヲタクの印象に過ぎなかった。

結局、解放される日なんて来ない。それでも、あの場所に拘りたい。

私は自己プロデュースの賜物であろう自担のパフォーマンスが好きだ。タガが外れたみたいに躍り狂うい蔑ますような表情。まるですべてを見透かしていて勝ち誇ったように煽る声。ぼんやり照らされたライトから浮き上がる綺麗な骨格。魔法がかかっているかのように舞う指先。物語の主人公になったような切なく苦しそうな表情。まるで、近寄ったら消えてしまいそうな。
その姿は欲望と「好き」が溢れるあの空間で、あのステージで一番美しく映える。

今日まで大きな勘違いをしていたけれど、エゴだとしてもそれでもやっぱりあの場所にいる自担が一番好きだ。

つづく